四賀運動広場

 今年度松本市議会総務委員長として務めております。
 総務委員長になったことで,激励のお言葉をいただいておりますが,実は今回の総務委員長は3回目となるもので,過去2回は今回のような激励のお言葉はいただかなかったものですから,少々驚くとともに改めて大変な役職なのだな,と身が引き締まる思いです。

 さて,早速重たい案件が出ました。それは「四賀運動広場」の改修にかかわるもので,今回設計変更と予算の増額についての審査が行われましたが,はっきり言って重たい案件でした。

 本件は遡ること平成24年,老朽化した四賀運動広場を改修してほしいという一般質問から始まりました。相和51年に供用開始した広場は約40年を経過し,地元や野球関係者の要望もあって,全面的な改修が検討されました。その後具体的な計画が上がってきたのが平成26年の7月。市営球場を補完する施設として高校野球の公式戦をはじめ,リトルリーグほかのチームを誘致することができる設備で,約15.2億円の予算でした。審査過程における委員の反応は改修の趣旨と場所の関係,また予算が巨額であることから,当局に再検討を促しました。
 そして平成27年9月には設計の変更と減額された予算13.8億円が示されましたが,今度は建設単価の値上がりや土壌改良の必要性から増額され,16.5億円の予算となりました。
 その後,工事は着工されたわけですが,今度は基礎の支持基盤が脆弱であることがボーリング調査によって判明し,一部内野席を芝生席へと変更する設計変更と,基礎工事の増工に伴う予算が増額され,結果17.8億円の予算が提示されました。

 こうした環境下,改めて総務委員協議会が開催されたわけですが,当局としては不測の事態に対し考えうる最良の案が提案してきたわけですが,委員からはこれまでの経過もあり,簡単には納得しません。
 1日目は説明を聞き論議。集約は「継続審査」。2日目は現場を見て,配置換えをして強固な基礎の支持基盤の上に立てればどうかといった案が出て,これを検討するため,2日目も集約は「継続審査」。そして3日目は当局が徹夜で作成した2案をもとに協議。当局の提案にまとまりそうになりかけたのですが,もう一度元に戻って初めからやり直せといった極論も出て,議論は一向に収束しませんでした。

 そうした中,「元へ戻れ」といった極論は別として,現実的にどうすべきかをもう一度議論し,最終的には,予算を増額する提案であるが,今後最大限の努力をすることを当局に約していただき,議論が収束。ようやく集約が「了承」となったわけです。このタイミングで了承が得られなければ,協議会を経ず6月議会における審査となって,たぶん議案可決は見通せなかったでしょう。そういう意味もあって,非常に体力を要した3日間の重い案件となったわけです。

 総務委員長,ご苦労さんです。