アパホテル

中国政府が日本の「アパホテル」に対し,利用しないことを国民に呼びかけているのだとか。正常な感覚を持った人ならば,「狂っている」としか思えない,中国政府の対応。今やGDP世界第二の経済大国が,国ではなく一民間企業を攻撃するとは。これが逆に中国の企業を他国が攻撃した場合は,もう言わずもがなですね。
中国がアパホテルを攻撃している理由として,南京大虐殺に対する考え方の違いがあるようで,アパホテルの側で南京大虐殺を否定している本をホテルにおいてあるのを観光客が見つけ,それをネットに公開したことから今回の騒動となったようです。

「南京大虐殺」。諸説がありますが,こうした事実はなかったものと考えるほうが妥当です。そのわけは,日本はアジアの広範囲で戦争を行ったわけですが,戦争は軍人同士が行うもので,民間人を大量殺戮することなど基本的に考えられません。そのような事例は聞いたこともなく,なぜ南京だけでそのような事象となったのか,説明ができません。

また,当時の南京の人口は20万人で,30万を殺戮したということはどういう算式となるのでしょう。もう一つ,当時の中国は治安が極めて悪く,民は何かあれば逃げ回っていたといいますが,日本軍が進駐してからは南京の人口は増加したといいます。これは日本軍が治安を守ったということにほかなりません。さらに,軍は官僚組織であり,何を行うにも命令書や復命書が必要で,飛行訓練を行うにも(官僚組織的)書類が必要だったといいます。そうした官僚組織において南京大虐殺の証拠書類が官民含めて何も出てこないということはどういうことでしょう。日本がすべて証拠隠滅した,ということも考えられなくもありませんが,30万人虐殺したとすれば,少なくとも当時の生き証人や証拠書類,あるいは軍人の中にも中国びいきだった人もいたでしょうから中国側にも証拠が残っていて当然と思われます。しかし,何も出てこないのが現実。今の中国政府を見れば,ほんの些細なことでも証拠らしきものを突き付け大騒ぎするのでしょうがそれもなし。
中国としてはきっと,そうした過去が「あったこと」が必要なのでしょう。
中国政府が一民間企業を攻撃するのであれば,私たちも一民間人として日本人としてアパホテルを応援していく必要があります。=