市立病院建設特別委員会

1月20日,市立病院建設特別委員会が開催され建設候補地について委員会として了承しました。場所は旧宮地鉄工所。実は委員会に先立ち報道が先行したことから,委員からは「遺憾」,「どういうことだ」と怒りの声が上がる一方で,現在地に近い波田中央運動広場はどうだとか,宮地鉄工の土地に産廃や化学薬品残留などの瑕疵があった場合どうするのか,といった意見も出され少々険悪な雰囲気ではありました。

ただ,冷静に考えれば現在地に近い場所は傾斜地であり,面積も狭く無理筋。宮地は平坦で面積も広いし,アクセスも良好。つまり誰が見ても選択肢はここしかないわけで,議論の余地はなかったように思いましたが,いろいろな意見が出るものです。

一方,昨日22日は有識者からなる「市立病院建設検討委員会」が開かれ,病院の規模や地域における役割,健康事業の充実についてその方向性が議論されました。
検討委員会は5月までの予定ですので,今回の委員会はある意味でポイントとなる時期に来ていました。ここで集約された内容が次の段階で特別委員会に出てくるのです。とすれば,病院建設の検討に当たって有識者のみんなさんがどのような考え方を持っていてそれがどのように集約されたのか,そのことは特別委員会の委員として知っておくべきとても重要で貴重な情報といえます。

しかし,特別委員の皆さんはそういったことにはあまり関心がないようで,実際傍聴していたのは私と,同じ会派のメンバーの二人だけでした。

何とも言えませんな。