市議会こどもだより

市議会広報部会として1年間検討してきた「市議会こどもだより」が完成,昨日の議会運営委員会での最終決定を受け,今日の新聞で大きく報じられました。

A4一枚もの,裏表のカラー印刷で,情報量としてはそう多くはないのですが,紙面のコンセプト,内容,挿絵等々,全議員31人の合意を取り付けるのは,なかなか容易ではなかったというところが実感。

そうした経過を踏まえて出来上がったものは,作り手として非常にかわいいもの。議会というものについて,子供たちに少しでも理解してもらえたらうれしいですね。

少子高齢,人口減少時代といわれる中,行政としても子育て支援など,昨今は子供に対する取り組みが増えているように思います。こうして子供に視点を当てるのは,戦後初めてといってもいいのではないかと思います。

これまで日本をけん引してきたいわゆる団塊の世代は,2025年後期高齢者となります。一方で少子化の波は止まらず。日本は2050年ころ1億人を切るといわれています。約30年で2千万人が減るわけですので,1年で約70万人ずつ減っていくのです。静岡市が約70万人ですので,毎年,静岡市が消滅するイメージですね。すごいことです。

そうした中,日本が国力を維持向上させていくためには,より多くの人たちがいろいろな場面へ参画していく,ダイバシティー(多様性)が不可欠です。子供が大人となり,多様な意見を交わすことができるよう,そんな大人になってほしいと,「こどもだより」にたくしたいと思います。