温暖化

今週はだいぶ春めくようです。春一番があるのだとか。早く暖かくなってほしいものです。
この冬は特に寒さが厳しく,諏訪湖では御神渡りもありました。こうなると,地球が温暖化しているという政策的な話も「ほんとかな」と思ってしまいますね。
なんでも過去において地球は,10万年ごとに温暖と寒冷を繰り返し,その流れで行くと今は温暖を過ぎ,寒冷に向かっているとのこと。「ミランコビッチ理論」によれば,地球が太陽を回る軌道が楕円の時には温暖で,円に近づくと寒冷となり,地軸もコマが回り終える際に描く円運動のように(みそすり運動)23,000年で21.5度から24.5度を行き来するということです(現在は23.4度)。まさに太陽との距離が温暖化と寒冷化につながっているというまことにわかりやすい理論です。

では,本当に今は寒冷化に向かっているのか。それは多分,産業革命から現在までの炭酸ガスの排出がなければ,寒冷化となっていたでしょう。しかし,過去にも人工的な温暖化ガスでなくても火山の噴火など自然の温暖化ガスがあったことも事実ですので,単純に人工的な地球温暖化とは言えないと思います。でも,確かに地球は寒冷化に向かい,人為的にしばらくの間は温暖化となっているようです。したがって,この先何年か,何百年か,何千年かはわかりませんが,確実に地球は寒冷化します。

暖かさ,暑さを謳歌するのも今のうちだけかもしれません。この先,作物を作ることのできる農家,昆虫を食べることができるものだけが生き残ることができる,そんな時代がすぐそこまで来ています。