議会新年度

5月16日の臨時議会をもって,議会の新年度が始まります。任期4年の最終年度となりますので,実質的には5月の16日から来年2月議会が終わる3月15日頃までの実質10か月で1年の仕事をしていくわけですので,あわただしい一年となりそうです。

この1年は役に就くのかどうかが,結構重要な選択となります。次回選挙を意識している人は役に就くことによるPR効果の一方で,議会活動に拘束される時間が増えますので,なかなか自由がききません。では,引退を予定している方が就けばいいかというと,これまたさまざま経験された方におんぶにだっこでよいかという,適材適所の面で課題があります。

要は,普通に適材適所で役員を選ぶことになるのですが,任された方は悲喜交々でしょう。

松本市議会には,正副議長,特別委員会と一部事務組合等のあて職を除き,常任委員会等は任期1年の原則があります。対外的にPR効果の高い議会運営委員長や常任委員長は,なり手がそれなりにあり,2年連続ということはないのが通例です。一方,常任委員会と同様の重みがあるとされる議会基本条例に基づく3部会の正副部会長は,これはなり手を探すのに毎年苦労をしています。これは多分,常任委員会ほどのPR効果が望めないことと,運営に当たって行政との接点はほとんどなく対内的で,しかも運営は正副部会長に相当な仕事量が求められることから,と思われます。たまたま私は昨年度,今年度と,2年続けて広報部会長を行いましたが,確かに大変ではありました。議会の最終年度特に今回は,また誰も正副部会長に名乗りを上げる人はいないと思われますので,新年度も推薦されるのではないかと内心少々ドキドキしているところです。

さて,議会運営委員会,常任委員会ですが,どのような形で正副委員長を決めるのでしょうか。会派の希望を調整しながらとなるのでしょうが,少なくとも,任期最後の1年であっても,役に就いた方は必死に運営していただかなければなりません。特に,委員会で相当な仕事量となっている政策提言活動がないがしろにならないように,「提言」でなく,「報告」でいいと気をゆるませて「適当にやっておけ」とならないよう願いたいものです。正副委員長に名乗りを上げる方たちは,そうした「矜持」を持ってほしいものです。
決して,市民の付託を裏切らないよう。しかし,どうなりますやら。