新型コロナウイルス肺炎

新型コロナウィルスが流行の兆しで,症例があちこちで報告されています。

報道はすごく過熱をしており,まるでウィルスに冒されたかのよう。もちろん「新型」の肺炎ですので注意することに越したことはありませんが,猛毒の「鳥インフルエンザ」のパンデミックのようなイメージをつくってしまっては,国民はただ恐怖にあおられるだけ。

新型のウィルスではありますが,これは広い意味では「風邪」。ただ風邪の諸症状が長引くのが特徴ということ。そして重症化しやすいのは高齢者だそうです。若者はほとんど治ってしまいます。そこで,重要なのが体力の弱い高齢者に新型コロナウィルスに感染させないことです。

マスコミはタクシーが常に消毒をしている姿や,マスクが品薄となっている,等の報道で不安をあおるのではなく,特に高齢者や持病のある方が感染しないためにはどうすべきかといった,現実的な報道を心掛けるべきでしょう。オイルショックを経験したことのある私としては,マスクの品薄と買い占めを見て,当時のトイレットペーパー騒ぎと変わらないなあ,と思いました。(実はトイレットペーパーがなくなるというのは,石油というエネルギーがないと紙が作れない,といったどこかの女子高生のデマが元だったと記憶しています。)

冷静に対処すれば,「風邪」はいつか収束します。今こそ,一人ひとりの冷静な思考と行動が求められています。