松本市第11次基本計画

 松本市第11次基本計画は,去る6月7日に議会に対して説明があり,一部見直しの意見を付して「承認」した経緯にあります。その後,パブリックコメント等を経て8月2日,改めて議会と協議が行われました。

 しかしここで,問題が起こります。議会から提案していた基本計画の修正が行われておらず,また,ほかにも計画の中身に懸念される部分もあって,その場では「継続協議」となりました。

 今後,8月26日に3回目の協議が行われますが,これまでの経過を踏まえて基本計画が修正されるのか,はたまた修正されずに提案されるのか,大きな焦点となります。

 基本計画の上位に位置するものとして「松本市基本構想2030」があるのですが,これはかなり抽象的な中身であり,特に今回の構想については,2030年に向かって市民はどのように行動していくのかを表すということですので,何を行うのかという大きな方向については,基本計画が待たれるところとなっています。

 そしてさらに基本計画を踏まえて具体的に何を行うのか,については3年毎ローリングする「実施計画」と年度ごとの予算で明らかになります。

 そうした位置づけにある第11次基本計画ですので,納得のいく市民に誇れる計画としていきたいものです。