松本市議会議員「芝山みのる」議会報告『パイナップル』。お陰様で、第80号を発行いたしました。
松本市ユースセンター条例案 否決
令和8年2月議会の最終日(3月16日)、松本市ユースセンター条例案が否決されました。条例案が否決されるのは極めて異例です。
厚生委員会は3月6日、花時計公園西側の旧血液センターをユースセンターとする条例案を3対4で否決。これを受け、12日の予算特別委員会では関連予算を予備費へ修正しました。市は13日、急きょ条例修正案を提出しましたが、16日の厚生委員会でも3対4で否決。その後の本会議でも13対15で否決されました。
なぜ否決されたのか
ユースセンターに求められるのは、若者が気軽に立ち寄り、安心して過ごせる「居場所」であること。勉強・趣味・仲間づくりなど、やってみたいことに挑戦でき、話を聞いてくれる大人(ユースワーカー)がいて、若者を応援する場所であるべきです。
しかし、市が示した条例案では「若者の主体的な活動及び社会参画の促進」が設置趣旨とされ、地域社会への参画や成果が求められているようにも受け取れます。提案元である若者参画課の前身が地域づくり課のユースサポート係であり、予算も地域づくり推進費であることからも、その傾向がうかがえます。
私たち「会派開明」も以下の理由で反対しました。
• 私たちが考えるユースセンターのあるべき姿と、条例の趣旨に相違がある
• 若者の活動を応援するには、示された場所・面積が適切とは言えない
• 近隣の「Mウイング」との機能の棲み分けが不明確
私たちはユースセンターの設置自体は大変意義深いと考えています。今回の議論を踏まえ、松本市には若者が必要とするユースセンターの実現に向け、改めて取り組んでいただきたいと考えています。
ユースセンターのモデル 「CHUKOらんど チノチノ」(茅野市)
代表的なユースセンターモデルとして、茅野市の「CHUKOらんど チノチノ」が挙げられます。
• バンド演奏ができる防音室
• 鏡張りのダンス室
• 料理ができるコーナー
• 学習スペース
これらを備え、中高生世代の居場所として、若者自身と市民が話し合いながら施設のあり方や運営ルールを決め、平成14年にオープンしました。
また、相談スタッフが常駐し、困りごとや悩みを聞き、必要に応じて関係機関につなぐなど、若者を丁寧にサポートしています。
「CHOKO らんど チノチノ」QRコードCHUKOらんどチノチノ – 茅野市ホームページ



波打ち歩道がきれいに改修されました。(沢村町)
令和8年松本市議会2月定例会 「芝山みのる」一般質問
松本市立病院について
Q1 昨年4月に発生した分娩医療事故について、組織の安全管理はどうか
A1 産科診療を統括する立場の医師が、長期間にわたり医師・看護師間のコミュニケーション欠如やスキル不足を認識しながら改善を怠った結果、チーム医療が機能不全を起こしたと考えている。
Q2 今後の取り組みは
A2 現場で起きた異変を迅速に共有する体制に課題があったため、事故対応の業務フローを見直している。また、多職種チームによる「事例の振り返り」を実施し、外部機関への報告も行っている。内部では研修会等を開催し、安全意識の向上に努めている。
Q3 病院建設基本計画の見直し答申はいつか
A3 3月中の答申を予定しており、市立病院建設特別委員会へ報告する。
Q4 市立病院は,県の「医療提供体制を取り巻く主な課題」と「主な課題を踏まえた方向性」をどう踏まえるのか
A4 「高齢者疾患等に対応する医療機関」として、地域密着型の医療を担うものと考えている。
Q5 四賀の里クリニックで患者数・収入の減少が続いている。改善策は
A5 令和8年度から信州大学からの派遣医師数を減らす。また、薬剤師を市立病院へ戻し、薬剤師派遣を受ける体制へ変更することで、人件費削減を図る。
以 上