議長とは

議長とは議会を代表するものであり,その責任は重いものがあります。選挙で選ばれる故,議長の考え方が議会に色濃く反映されることは当たり前であり,良い意味でも悪い意味でもそうでなくてはなりません。

議長に立候補するものは2年間の任期の中で何をしていくか,選挙投票前に初心表明を行います。

ここでの常套句は,「議会改革」。大概の候補がこう言います。しかし実態はどうか。ここは何とも怪しいと言わざるを得ません。何をどのように改革するのか,見えてきません。

先に実施された一般質問の「一問一答方式」もその一例。その形をとるものやとらないものさまざまであり,どうしたかったのか,結論がいまだ見えていません。

今回の議長選挙でもやはり,「議会改革」がキーワードになると思います。しかし,またぞろ何をどのように改革するのかは,わからないままでしょう。

今の議長選挙は,何かを実行すというよりは,議長になることが目的化され,2年間を終われば,結果なにも無し,状態となってはいないでしょうか。

議長になることだけが目的化された選挙へと向け,過半数の16票を取るためだけの会派構成が行われるようです。