税とは

今議会で健康保険税を取り上げたいと思っています。松本市における税徴収は市税と健康保険税がありますが,収納率は市税に比べ保険税が圧倒的に低い。同じ税で収納率が大きく違うことを質したいと思っています。
市税は徴収すべき約380億円の内約11億円が徴収できていない現状の中で,国保税は徴収すべき約74億円の内約17億円が徴収できていません。比率では市税が3%,国保税が23%。国保税が市税の2割程度の規模であるにもかかわらず,おさめられない税は1.5倍を超えています。これはどう見てもおかしいのではないか,というのがその心。
国保税を納めないのは納税意識が薄いとの指摘もあります。国保に加入すれば保険証が来ます。来てしまえば,支払う気持ちが薄くなってしまうようです。納税しなければ保険証が来ない,ということであれば話は別なのでしょうが。
納税は「義務」です。納税の義務を果たさなければどうなるのか。収入がなくても医者にかかれば支出はありますので,その分を納税者が負担することになる。すると保険税の水準が上がる。これでは全うに収めている人たちがばかを見てしまいます。経済的に税を納めることが難しい人もいますが,そういう方々には税の軽減措置もあります。これは,所得に応じて軽減の度合いも決まり,つまり所得税が低ければ軽減の度合いも大きい。
収納率は県内最低ランク,保険税は県内最高ランク。でその理由を聞いてみたいのです。