クールビズ

今年も大型連休に時季が来ました。5月1.2日と休暇をとり明日から9連休という方もおられることと思います。
9日も休んで何をやるのか,とは大昔の考え方で,そう考えているのはほとんど絶滅危惧種。

初夏となり,クールビズです。サラリーマンにとってはネクタイをしないのはとても楽。朝,5分多く寝ていられます。
クールビズは2005年に地球温暖化防止を掲げ始まり,はじめは6月から9月の衣替えの期間でしたが,2011年の東日本大震災で大幅に延長されました。

完璧に定着したクールビズですが,果たして地球温暖化防止の意味を理解して行動している人は何人いるのでしょう。本来はエネルギー消費を抑制するために冷房温度を高めに設定し,それに耐えるためにノーネクタイやノー上着となったはずですが,今,「耐える」人や職場などあるのでしょうか。かえって,健康に良くないということで,適切な冷房となっていますし,暖房も同じこと。

また,化石燃料を燃やすことはよくないので,太陽光や風力がもてはやされましたが,これを環境面だけで行っている人などほとんど皆無でしょう。「環境」を錦の御旗としてすべては経済問題が支配。儲かればやるし,儲からなければやらない,ある意味では当然の経済原則です。

地球に降り注ぐ太陽のエネルギーは1時間で,人類が消費するエネルギーの1年分ということですので,無限です。しかし,活用にはまだまだ課題があり,使いこなすにはあと100年は必要だと思います。

それまでの間,どうしていくのかを考えるのが人類の知恵というもの。原子力を嫌う風潮は相変わらずですが,まさに人類の英知ともいうべきE=MC²相対性理論,エネルギーは失われた質量かける光の速度の二乗倍,これを使わない手はありません。

環境面と経済面,生活面をトータルとして考える知恵について,クールビズに当たり考えてみたいテーマです。