安全保障関連法案

政府内閣は,安全保障関連法案を閣議決定し今国会に提出,夏ごろをめどに成立を図る狙いのようです。

これまでも集団的自衛権の閣議決定などで物議を醸してまいりましたので,今国会は相当な野党の反発があるものと思われます。

戦後70年という時間が経過し,現在の憲法が時代にそぐわなくなっている感は確かにあります。

領土の拡大などの帝国主義が招いた日本孤立化と戦争と敗戦。この反省には大いに学ばねばなりませんが,国際協調の中で日本の果たす役割というものも必ずあるはず。それはお金だけではない,汗をかく取り組みも必要と思います。

一方,周辺国も大きく変わりました。北朝鮮は恐怖政治で何をやらかすかわかりませんし,中国はひたすらの軍拡と途上国への領土拡大的な政策を推し進めています。また,中東はISなど新たな脅威が出現し,いつオイルショックの再来になるとも限らない懸念があります。

国会は与党の安定的な多数がありますので,法案は確実に通るでしょう。

しかしそうであっても今後の日本のために,日本の国際協調とはなんなのか。国民的論議が求められます。