ホルムズ海峡

石油やガスをどの程度中東に依存しているかというエネルギー情勢懇談会の資料
2014年の主要国の1次エネルギー自給率を比較すると、アメリカが90.8%、フランスが56.5%、ドイツが39.1%、日本が6%。

 日本のエネルギー自給率は図のとおり6%。94%が輸入。そして主要輸入地域は言わずと知れた中東諸国。では中東から日本へ原油なり,ガスを持ってくる手立ては,船。その船はイランの南の非常に狭い海域となっている「ホルムズ海峡」を通過しなくてはなりません。ホルムズ海峡が戦争などの非常事態となって封鎖されてしまえば,日本はパニックとなってしまうでしょう。備蓄が石油で220日分,LPガスで130日分とある程度はあるといっても,それで万全と言えないことは誰しも思うこと。

 エネルギーセキュリティーの観点からエネルギー自給率を高めるべきです。油やガスを焚いて電力を起こすのではなく,原子力の活用が望まれます。原子力はさらに,「燃焼」しているわけではありませんので,CO2を排出せず地球温暖化対策としても有効です。

 今の世界の動きは,原子力によるエネルギーの確保を求めていると私は考えます。