アイデンティティ

アメリカ,ロシア,シリア,IS,中国,朝鮮,日本,それぞれが影響し合って世界は今混沌へと進んでいるように見えます。
とりわけ朝鮮半島の状況は予断を許しません。仮に北朝鮮が日本へ向けて核爆弾か生物兵器をミサイルで打ち込んだとして,それが大気圏を超える高さまで到達し,再び落下した場合どうなるのか。大気圏へ再突入したミサイルはマッハ5以上の速度で落下し,現状のミサイル防衛システムでは迎撃できないといわれています。こうした事態に日本はアメリカに頼るばかりで自らはどうしていいのか答えがありません。せめて打ち上げたミサイルが頂点に達し制止する一瞬をとらえて迎撃するシステムでもあれば今とは違った外交が展開できるのでしょうが。。。

韓国もどうなってしまうかわかりません。韓国という国は大統領経験者が汚職で逮捕されるパターンが多いですが,私たち日本人にはとても理解ができません。また,朴大統領の罷免には北勢力が関わっているといううわさがありますし,慰安婦像の設置も北と連帯している大学生が関わったといわれています。二国間の約束を反故にしてもかまわないという厚顔無恥も我々には理解のできないところ。

中国は軍備拡大路線を継続し,年率10%を超える軍事予算を20年以上継続しています。これは,世界の警察を標榜した強いアメリカに追いつけ追い越せといった路線とみるべきでしょう。覇権国家中国,世界の中心,まさに中華思想そのものということができます。

隣の国々がこんなに危険な状況であるのにもかかわらず,わが日本はなんと「平和」なのでしょうか。これが逆であれば,直ちに日本は近隣諸国から攻撃を受けているはずです。今は,日米安保のおかげで「平和」を謳歌している日本ですが,いつ暴発するかわからない朝鮮,いつ覇権国家の牙をむくかわからない中国等に備えなければなりません。

東洋で顔つきは同じように見える国であってもその精神構造は全く違うと考えなければなりません。70年間平和を謳歌した日本は,「ゆでガエル」のようになってしまっていないでしょうか。自分の国は自分で守る,そのことの意味を今こそ考える時が来ています。